互いの愛と関心を忘れずに
ある日、友人の結婚式に参加しました。彼らの愛情あふれる誓いの言葉を聞きながら、自分の結婚生活を振り返る機会になりました。忙しい日常に追われて、いつの間にか夫婦の時間が少なくなっていることに気づいたんです。
結婚生活って、ほんとに大変ですよね。多くの夫婦が教育や仕事、子育て、奉仕などに追われる中で、ついお互いへの関心が後回しになりがちです。その結果、夫婦関係が疎遠になってしまうことも…。大管長会と十二使徒定員会は、結婚と家族生活が神の計画の中心であることを強調しています。「夫婦は、互いに愛と関心を示し合う……という厳粛な責任を負っています」との言葉通り、結婚生活は常に豊かにする努力が必要です。
十二使徒定員会のボイド・K・パッカー会長は、「結婚の聖約に基づく関係ほど人を昇栄へと導く可能性を持っているものはありません。社会の義務であれ、教会の責任であれ、これに取って代わるほど重要なものはありません」と教えています。この言葉、本当に心に響きますよね。
しかし、現実には多くの夫婦が結婚生活をないがしろにしてしまうことがあります。大管長会のジェームズ・E・ファウスト管長は、七十人であった時代に、離婚の原因についてこう述べています。「その中には利己主義や未熟さ、決意の欠如、不十分な意思の疎通、不誠実などがありますが、もう一つの理由に気づきました。それは、結婚生活を絶えず豊かにしようとする気持ちの欠如です。骨が折れ、困難で、退屈にも感じられる結婚生活を、貴重で特別な素晴らしいものに変えようとする前向きな努力が見られないのです。」
夫婦関係を豊かに保つ秘訣:愛と関心を忘れずに
結婚前の交際期間って、なんだか特別ですよね。頻繁に会って、一緒に過ごす時間がたくさんあって、相手のことを思いやる気持ちが自然とあふれてきます。優しさや敬意を示し合ったり、目標や価値観について語り合ったり、プレゼントを贈り合ったり。特別な日を覚えて、愛のメッセージや手紙やカードを送るなんてこともよくありますよね。
結婚後の現実
でも、結婚するとどうでしょう?仕事や子育て、家のこと、地域や教会での奉仕など、やることがどんどん増えてきて、ついつい夫婦の時間が減ってしまうんです。だんだんと交わる時間が減ってきて、気づけば結婚生活が二の次になってしまうことも。優しい言葉や行動が減り、コミュニケーションの頻度も少なくなり、愛情の表現もどこかで失われていく…。そんな経験、ありませんか?
夫婦関係を豊かに保つ秘訣:キンボール大管長の教え
結婚生活って、本当に特別なものですよね。でも、日々の忙しさの中で、その大切さを忘れがちになってしまうこともあるんじゃないでしょうか。そんな結婚生活をより豊かに保つための秘訣について、スペンサー・W・キンボール大管長の教えをご紹介します。
結婚生活を生き生きとさせるために
キンボール大管長は、「結婚生活が生気のない貧弱でつまらないものになるのを放置している人が大勢います……このような人は,結婚生活を再び美しく,甘く,成長を伴うものとするために,自らを再評価し,交際期間中の気持ちを新たにし,愛情と優しさを表現し,思いやりを増し加えるとよいでしょう」と言っています。
結婚生活がつまらなくならないために
どうして結婚生活がつまらなくなってしまうんでしょう?日常の忙しさの中で、お互いに対する関心が薄れてしまうからなんですよね。キンボール大管長は、「愛は尊敬と称賛の気持ちを示し,感謝の気持ちを表し,無私の思いやりを示すという,愛を形成するものによって絶えず養いを与えなければ,永遠に続くことは期待できません」と教えてくれています。
神の計画に基づく家族の重要性
大管長会と十二使徒定員会は、「家族は神の子供たちの永遠の行く末に対する創造主の計画の中心を成すものである」と宣言しています。聖書には、「人はその父と母を離れて,妻と結び合い,二人は一体となる」とあります(モーセ3:24)。つまり、家族は神の計画の中心にあるんですね。
結婚生活を優先する
人生にはたくさんの価値あることがありますが、それらが大切になりすぎて、夫婦関係を豊かにするための時間やエネルギーを削ってしまわないように気をつける必要があります。
小さな行動が大きな違いを生む
ファウスト管長は次のように助言しています。「結婚生活を豊かにするうえで重要なのは小さな事柄です。常に互いに理解し合い,心から感謝を示すことです。また互いに励まし合い,助け合って成長することです。結婚生活とは,夫婦がともに,真実のもの,美しいもの,そして神聖なものを探求するところです。」
小さな決意が人を結婚生活から遠ざけるように、取るに足りないような小さな親切と愛の行為には、心の傷を癒し、健全で充実した関係の土台を築く力があります。
福音を中心とした関係の築き方
福音を中心とした関係を築き、互いのために時間を取り、楽しい時間をともに過ごし、頻繁に、また前向きに話し合い、優しく接し合う夫婦は、結婚生活を豊かなものにすることができます。以下の具体的な方法を試してみてください。
- 日常の中で感謝を示す: 「ありがとう」の一言、忘れがちですが大切です。小さなことでも感謝の気持ちを伝えることで、相手に対する敬意と愛情が伝わりますよ。
- 定期的なデートを計画する: 忙しい日常の中でも、週に一度は夫婦だけの時間を作ってみましょう。映画を観る、外食をする、散歩をするなど、特別な時間を共有することで、二人の絆が深まります。
- 共通の目標や夢を話し合う: お互いの目標や夢について話し合ってみましょう。共通のビジョンを持つことで、お互いを支え合う関係が築けます。
- 優しさと敬意を示す: 日常の中でお互いに優しさと敬意を示すことを忘れずに。小さなサプライズや気遣いが、夫婦の関係を豊かにします。
- 特別な日を大切にする: 結婚記念日や誕生日などの特別な日は、忘れずにお祝いしましょう。これらのイベントは、夫婦の絆を再確認する良い機会です。
夫婦関係を豊かに保つためには、常にお互いに対する愛と関心を持ち続けることが重要です
忙しい日々の中でも、ちょっとした努力と工夫で、結婚生活をより豊かにすることができます
みなさん。今日は、結婚生活をより豊かにするための活動に取り組んでみましょう。まず、結婚生活にもっと精力を注ぐことでどのような祝福が得られるか、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
1. 祝福を書き出す
まず、結婚生活を豊かにすることで得られる祝福について、皆さんで話し合ってみましょう。どんな良いことがあるでしょうか?例えば:
- より幸福になる:お互いが幸せになることで、家庭全体が明るくなります。
- 目的意識が生まれる:夫婦として共通の目標を持つことで、人生に対する意欲が高まります。
- 充足感が得られる:結婚生活に精力を注ぐことで、日々の生活に満足感を感じます。
- 身体的、情緒的、霊的に健康になる:健康的な関係が、全体的な健康に寄与します。
- 愛が増す:愛情が深まることで、より強い絆が生まれます。
- 親密さが増す:夫婦の親密さが増し、お互いをもっと理解できるようになります。
- より優れたコミュニケーションができる:良いコミュニケーションは、問題解決にもつながります。
- 心の平安が得られる:安心感と平和が家庭に訪れます。
2. 小さな事柄を挙げる
次に、結婚生活をより良くするためにできる小さな事柄を考えてみましょう。例えば:
- 日ごろから関心や好意や感謝を示す:毎日の小さな行動で愛情を表現しましょう。
- 励ます:相手を励まし、支える言葉をかけることは、大きな力になります。
- 困難やチャレンジを乗り越えられるよう互いに助け合う:困難な時こそ、支え合うことが大切です。
これらのことを行うときには、伴侶と相談して具体的な行動を決めましょう。
3. 実行の決意
最後に、決めた事柄を今から実行するようにしましょう。例えば:
- 伴侶の必要を気遣う:相手の必要に気を配り、サポートしましょう。
- 称賛し、感謝を伝える:良いところを見つけて褒め、感謝の気持ちを伝えましょう。
- 愛情を示す:日々の中で小さな愛情表現を忘れずに。
皆さんも、結婚生活をより良くするために、ぜひこれらのアドバイスを実践してみてください。少しずつでも続けることで、大きな違いを感じることができるでしょう。
この記事を読んで、皆さんが結婚生活で実践している工夫や感じたことをコメントで教えてください。また、この記事が役立つと思った方は、シェアしていただけると嬉しいです。皆さんの結婚生活が神の祝福に満ち、互いに愛と関心を示し合う素晴らしいものでありますように祈っています。
次回予告: 豊かにするための主要な原則や活動
次回の記事では、結婚生活における霊的な結びつきの重要性について探ります。夫婦がイエス・キリストの福音を中心に据えることで、どのように結婚生活が豊かになり、個々の生活がより良くなるかを具体的に学びます。霊的に一つになるための実践的な方法や目標設定についても紹介します。お楽しみに!

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