「完璧なデートのはずが」
久しぶりのドライブデート。
夫:「今日は完璧にプラン立てたよ!」
……のはずが、途中で道を間違え、目的地に着くころには夕日が沈んでいた。
妻は笑って言った。
「でも、迷子の時間も悪くなかったよ」
――“うまくいかない”ときほど、思い出は増える。
ほんの少しの工夫で、関係は温かく変わるのです。
今日は「一緒に楽しむ」という、シンプルだけれど深い夫婦の原則を紹介します。
💞 夫婦の絆を深める「楽しむ時間」
教会の指導者たちは、**「健全な娯楽活動」**を家族生活を強める大切な原則の一つとして教えています。
大管長会と十二使徒定員会も、実りある結婚生活の基礎にこの原則を挙げています。
心理学者のハワード・マークマン、スコット・スタンリー、スーザン・ブラムバーグによると、
「夫婦関係が冷めるのは突然ではなく、友情や楽しみをおろそかにすることが原因」だといいます。
「魅力が失われる最大の理由は、まさに最初の段階でそれを生み出し、保ったもの──すなわち友情や楽しみを、夫婦がなおざりにすることなのです。」
夫婦は「問題解決の時間」ではなく、「心から楽しむ時間」を意識して確保する必要があるのです。
🌿 一緒に過ごす時間が生む幸福
著述家スーザン・ページはこう述べています。
「余暇を一緒に過ごす夫婦は、そうでない夫婦に比べて、はるかに結婚生活に満足している傾向があります。」
彼女が取材した多くの夫婦は、共通して「一緒に何かをしている」ことが特徴でした。
ダンス、ランニング、ハイキング、スキー、ボードゲーム、外食、映画やコンサートなど──。
驚くことに、ほとんどの夫婦はテレビを見ることを「遊び」とは数えていませんでした。
つまり、「心を通わせる時間」があるかどうかが、幸福感の違いを生むのです。
🎈 活動そのものより「一緒にいる態度」が大切
大切なのは活動の内容よりも、それを行うときの心の姿勢です。
高価なレジャーや旅行でなくても、家事を一緒にする、夕方の散歩をする、料理を一緒に作る──そんな日常の中にこそ楽しみが隠れています。
また、夫婦どちらかだけが楽しむのではなく、
交互に活動を選び、相手の興味を分かち合うことでお互いの理解が深まります。
新しいことに挑戦し、助け合いながら過ごす時間は、結婚生活を豊かにし、絆を強めてくれるでしょう。
🏡 家庭の夕べというすばらしいアイデア
エズラ・タフト・ベンソン大管長は、家庭の夕べを「家族で楽しく過ごす時間」としてすすめています。
「家庭の夕べを毎週開き、遊んだり、家族皆で家の仕事をしたりするとよいでしょう。寸劇をしたり、ピアノを囲んで歌ったり、ゲームをしたり、特別に作ったおやつを食べたり、家族皆でお祈りしたりしてください。
そのような活動は、あたかも鉄の鎖のように家族を愛と忠実さで結び合わせます。」
夫婦で始める「家庭の夕べ」は、子どもがいる家庭にも自然に広がり、家族全体の温かい時間を作り出します。
🗓️ 実践ステップ:1か月チャレンジ
最後に、今すぐできるシンプルなステップを紹介します。
- 夫婦で「一緒に楽しめそうな活動」を思いつくだけ書き出してみましょう。
- その中から、これから1か月のあいだに毎週1つか2つを実践してみます。
- 結婚記念日や節目に向けて、**「どう祝うか」**を話し合ってみましょう。
お金をかける必要はありません。
「一緒に笑う時間」こそ、最高の投資になります。
💬 まとめ:笑い合う時間が、愛を育てる
夫婦の関係は、特別なイベントよりも、日常の小さな楽しみを共有する中で深まっていくものです。
一緒に笑い、一緒に挑戦し、一緒に成長する時間──
それこそが、何より確かな愛の証です。
今日、あなたの夫婦関係を温める「一緒に楽しむ時間」を見つけてみませんか?

良かれと思ってしたことが、うまくいかなかったことありますよ
そんな時、不満を漏らすより笑い飛ばしてくれる人がいたら――
「失敗しても大丈夫」と思える。どんな自分も認めてもらえる。
そういうのが素敵な関係だなって
「思い通りにいかない人生を楽しむ」
そういう人になりたいなって思いますね


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