夕方、夕食の支度をしながら、ふとため息がこぼれた。
「今日も怒ってばかりだったな…」
寝室のほうから聞こえる子どもの笑い声に、胸が少し痛む。
「ちゃんとできてるのかな、私…」
子育てには、正解がはっきり見えない瞬間が何度もあります。
頑張っているはずなのに、自信が持てなくなることもある。
このシリーズでは、
「ブレない親でいるための“心の土台”」
を、ひとつずつ言葉にしていきます。
第1回のテーマは、
子育ての奥にある“使命” についてです。
🌸 親の不安は、成長の証
多くの親が「自信がない」と感じます。
でもそれは、愛しているからこそ不安になるというサイン。
ヒンクレー大管長は「子供には日の光が必要です。幸福が必要です。愛とはぐくみが必要です」と語りました。
完璧である必要はありません。
愛を注ごうとする気持ちがある限り、
私たちはすでに正しい方向へ進んでいます。
🌼 子育ての原点にある“見えない使命”
「親であること」は、単なる役割や責任ではありません。
もっと深いところにあるものです。
『家族—世界への宣言』には、こう記されています。
「両親には,愛と義をもって子供たちを育て,
また互いに愛し合い仕え合うように教えるという神聖な義務があります。」
子育てとは、
次の世代に“愛のあり方”を手渡していく営み。
この視点に立つと、
「うまくできているか」よりも
「愛を向けようとしているか」が、大切な基準になります。。
🌷 うまくいかない日こそ、使命を思い出す
感情的になってしまう日もあります。
後悔する言葉を口にしてしまうこともあります。
でも、やり直せること。
それこそが、親であることの特権です。
福音の視点では、
親は「完成された存在」ではなく
学び続ける存在として描かれています。
子育ては、
子どもを育てると同時に、
親自身が愛を学ぶ学校でもあるのです。
🌻 子育てに自信が持てるようになるための3つのヒント
- 「うまくできない自分」を責めない
不完全さの中に、成長があります。 - 子どもの笑顔を“成果”として見る
結果ではなく、関係に目を向けてみてください。 - 祈るように見守る時間を持つ
何もしない時間の中で、心が整うことがあります。
🌾 まとめ|親としての使命は「完全」より「愛」
自信は、完璧さから生まれるものではありません。
愛を向け続けようとする姿勢から生まれます。
「この子を大切にしたい」
そう思ったその瞬間から、
あなたはすでに親としての使命を歩み始めています。

どうしても、
「自分は悪くない」「悪いのは相手だ」と
心を守りたくなることがあります。
でも、本当に成長を願うなら、
正しさを決める前に、
思いやりを差し出すことを選びたい。
それが、親として学び続けたい姿です。
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子供は生まれつき善?悪?白紙?
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